リアルタイム表示
認識が完了したカードから順にタブレットへ表示され、ランク、スート、そのゲームの累計点数が確認できます。
構成は意図的に単純です。会場側に必要なのは IP カメラ、集約サーバー 1 台、そしてテーブル脇のタブレットだけ。認識と精算はプラットフォーム側で行うため、AI 演算機器を保守する必要はありません。
テーブルから下流システムまでの信号経路です。グレーの領域が会場側でご用意いただく機器です。
AngelEye スマートシューを導入済みの会場は、機器を入れ替える必要がありません。シューはシリアルポートから各カードを出力し、Moxa NPort が Ethernet に変換して集約サーバーへ送り、映像のタイムラインと同期して送信します。
| 対応機種 | AngelEye Ex II、Super AngelEye |
|---|---|
| シュー側インターフェース | RS-232、DB9 コネクタ |
| シリアル設定 | 一般的に 9600 または 19200 bps、8-N-1。現地のシュー設定に合わせます |
| 変換機器 | Moxa NPort 5150 / 5250A または同等のシリアルデバイスサーバー |
| NPort モード | TCP Server、既定のデータポートは 4001 |
| 接続方向 | 集約サーバーが TCP クライアントとして接続し継続的に読み取り |
| 切断時の扱い | 自動再接続とタイムアウト検知。切断中は画像認識で結果を維持 |
| 時刻同期 | シューのイベントと映像フレームを集約サーバーの時計で同期、誤差は 1 フレーム以内 |
シリアル設定、データ形式、ポート番号はシューのファームウェアと会場の既存設定によって異なります。導入前に現地の実機接続テストで確定します。
シュー信号と画像認識を同時に稼働させると、2 つの結果が相互に照合されます。単一系統では得られない信頼性です。
1 会場あたりの推奨仕様です。実際の数量と等級はテーブル数、照明条件、既存ネットワークに応じて調整します。
| 項目 | 推奨仕様 | 数量 | 提供元 |
|---|---|---|---|
| IP カメラ | 1080p / 60fps 以上、4K 推奨。RTSP、H.264 / H.265 対応。低遅延モード。PoE 給電。オートフォーカスのハンチングを避けるため固定焦点 | 1 テーブルに 1〜2 台 | 会場 |
| カメラアーム | テーブル上部のアームまたは天井固定。角度微調整が可能で、営業中も位置が保てること | カメラ 1 台につき 1 組 | 会場 |
| ディーラータブレット | 10 インチ以上の Android または iPad、Wi-Fi 5 以上。ブラウザのみで利用でき、アプリのインストールは不要。滑り止めスタンドの併用を推奨 | 1 テーブルに 1 台 | 会場 |
| 補助照明 | 照度不足や反射が強い場合に均一な拡散光を追加。カード面が白飛びする直射は避けます | 現場に応じて | 会場 |
| 項目 | 推奨仕様 | 数量 | 提供元 |
|---|---|---|---|
| 集約サーバー | CPU 8 コア以上(Intel Xeon E / Core i7 相当)、メモリ 32GB、SSD 512GB、1GbE NIC ×2。GPU は不要 | 1 会場に 1 台(10〜20 テーブル対応) | 会場 |
| PoE スイッチ | ギガビット PoE+。ポート数はカメラ数に対し 30% の余裕を確保。カメラ専用 VLAN を推奨 | テーブル数に応じて | 会場 |
| 上り帯域 | 1080p 1 系統あたり約 4〜8 Mbps、4K は約 15〜25 Mbps。固定 IP を推奨し、上り帯域は 1.5 倍の余裕を確保 | テーブル数に応じて | 会場 |
| UPS | 集約サーバーとスイッチをカバーし、30 分以上を推奨 | 1 式 | 会場 |
| 項目 | 推奨仕様 | 数量 | 提供元 |
|---|---|---|---|
| 集約・配信エージェント | EWIN Collector。Ubuntu 22.04 LTS または Windows Server 2019 以降に対応し、RTMP / SRT でプラットフォームへ配信 | 1 式 | EWIN |
| ディーラータブレット画面 | ブラウザで開いてログインするだけの Web 画面。結果の確認、修正、異常報告に対応 | 台数無制限 | EWIN |
| 認識・精算エンジン | プラットフォーム側で実行。カード検出、ランクとスートの認識、各ゲームの精算モジュールを含みます | 1 式 | EWIN |
| 管理コンソール | テーブル状態の監視、ゲーム単位の履歴照会、画像参照、修正履歴の監査、レポート出力 | 1 式 | EWIN |
速度は AI が、最終確認は人が担います。タブレットはその要となる工程です。
認識が完了したカードから順にタブレットへ表示され、ランク、スート、そのゲームの累計点数が確認できます。
認識に疑義があれば、ディーラーがタブレット上で正しいカードを選択し、修正後にはじめて結果が送信されます。
信頼度のしきい値を下回るカードは要確認として表示され、ディーラーが優先的に確認できます。
修正ごとに操作者、時刻、修正前後の内容を記録し、監査時に照合できます。
実際の数値は現場の照明、カメラ仕様、ネットワーク条件により変わります。導入前の現地実測値を優先します。
| 認識精度 | 99.9% 以上(通常の営業照明下) |
|---|---|
| 1 ゲームの認識遅延 | カードが置かれてから 300 ミリ秒以内に結果を出力 |
| 対応デッキ数 | 1〜8 デッキ、設定可能 |
| カメラ仕様 | 1080p / 60fps 以上、4K 推奨、RTSP 対応が必要 |
| 集約サーバー | 1 台で 10〜20 テーブルに対応、GPU は不要 |
| 配信プロトコル | 会場内は RTSP 受信、対外は RTMP / SRT 配信 |
| 上り帯域 | 1080p 1 系統あたり約 4〜8 Mbps、4K は約 15〜25 Mbps |
| データ保存 | ゲームごとのカード画像、タイムスタンプ、信頼度、修正履歴。保存期間は設定可能 |
3 つの出力方式を同時に有効化できます。受信側の特性に応じてお選びください。
ゲーム ID で 1 ゲームの完全な結果と画像リンクを取得。バックオフィスのレポートと照合に適します。
常時接続でリアルタイム配信。カードの認識完了と同時に送信され、罫線やロビー表示に適します。
ゲーム終了ごとに指定エンドポイントへコールバック。ライブディーラー基盤や既存ゲームサーバーとの連携に適します。
POST /webhook/round
{
"table_id": "VIP-A-03",
"round_id": "20260813-000482",
"game": "baccarat",
"shoe": { "source": "angeleye", "model": "Super AngelEye", "shoe_no": 14 },
"cards": [
{ "seat": "player", "idx": 1, "rank": "6", "suit": "d", "conf": 0.999 },
{ "seat": "player", "idx": 2, "rank": "7", "suit": "d", "conf": 0.997 },
{ "seat": "banker", "idx": 1, "rank": "6", "suit": "d", "conf": 0.999 },
{ "seat": "banker", "idx": 2, "rank": "4", "suit": "s", "conf": 0.998 },
{ "seat": "player", "idx": 3, "rank": "8", "suit": "d", "conf": 0.998 },
{ "seat": "banker", "idx": 3, "rank": "7", "suit": "d", "conf": 0.996 }
],
"result": {
"player_point": 1,
"banker_point": 7,
"outcome": "banker",
"player_pair": false,
"banker_pair": false,
"natural": false
},
"verify": { "vision_vs_shoe": "match", "dealer_confirmed": true, "corrections": [] },
"latency_ms": 268,
"captured_at": "2026-08-13T04:21:07.412Z"
}
各ゲームの出力には、すべてのカードの位置・ランク・スート・信頼度に加え、そのゲームの精算結果とディーラーの確認状態が含まれます。
信頼度のしきい値を下回る結果は要確認として保留され、ディーラーがタブレットで確認した後に出力されます。
対外回線が切断された場合、集約サーバーがローカルに保持し、復旧後にその期間のゲームを自動で再送します。
各ゲームの元映像、認識結果、ディーラーの修正履歴、出力時刻をすべて保存し、監査用に書き出せます。
映像を読み取って結果を出力するのみで、配札の制御やベットへの関与は行いません。既存の運用規程は変わりません。
会場から EWIN クラウドへ配信。最短で導入でき、会場に演算基盤を構築する必要がありません。
認識プラットフォーム一式を会場のサーバールームに設置し、映像を外部に出しません。規制やセキュリティ要件のある会場向けです。
各会場が独立して集約・配信し、1 つのコンソールで全テーブルの状態、バージョン、監査記録を監視します。
テーブルの写真や映像をお送りいただければオフライン評価を行い、実際に到達できる認識精度と遅延をご報告します。